アンティークバイヤーのみさきです。好きな言葉は「百聞は一見に如かず」
フランスのアンティークの首都
プロヴァンス地方にある小さな町で、毎週日曜日、巨大な屋外アンティーク市が開かれます。食品市場、蚤の市、骨董市がひとつになったもので、オリーブから美術品まで何でもここで買うことができます。パリ以外でフランスのアンティークの品揃えが豊富な町で、アンティーク愛好家にとっては夢のような街です。
40年近くにわたり、毎週開催される蚤の市のブロカントは約300の露店が並び、この中規模の町が多くの観光ツアーに組み込まれているのも不思議ではありません。現在では、家具、美術品、タペストリー、銀食器など、7つのアンティーク村に点在するお店を巡ることができます。
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この町で最も有名な場所のひとつは、リル・オ・ブロカント(L’Ile aux Brocantes)です。このアンティーク村には、約40軒のアンティークショップが集まっています。
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年2回、イースターの週末と8月15日に開催される骨董市は、500以上の露店が並び、毎週開催される日曜市を凌駕する規模です。
この2つのイベントは、フードマーケット、フリーマーケット、アンティークフェアを組み合わせたもので、銀食器、プロヴァンスの壺、陶器から、古いブールセット、アンティークのリネンの山まで、あらゆるものが販売されます。プロの業者も大勢出店しており、価格は決して安くはありません。
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ソルグ川を挟んで広がるこの町は、「プロヴァンスのベニス」とも呼ばれ、水車がリズミカルに回っています。
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詩人ルネ・シャル生誕の地であるこの町には、多くのギャラリーや展覧会もあります。
マーケットは毎週木曜日と日曜日に開かれていますが、品揃えが一番良いのは日曜日です。
アンティーク・ブロカントの売り場は、川の南側、アヴェニュー・デ・キャトル・オタージュ沿いにあります。多くの業者が、古い写本や本からとった美しい版画を売っています。額に入れれば、世界にひとつだけのお土産になります。
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段はきちんと表示されていることが多いので、フランス語が話せなくても、売り手に値段を聞くことなく買い物ができるでしょう。
同じ商品や似たような商品でも、業者によって値段に大きな差があります。閉店間際が一番安いので、家に帰る前に買い物を済ませることができます。
人口22,000人のこの小さな村には、世界でも有数のアンティークショップやリサイクルショップが密集しています。
売り手とうまくやっていくために重要なことは、フランス語を少し知っていることです。値段を聞きたいときは、”c’est combine? “と言えばOK。
食料品や農産物を売る業者は通常、お昼頃に片付けを始めるので、食料品の買い物をしたい場合は午前中に到着することをお勧めします。
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町とマーケットをゆっくり楽しむために、半日くらいは滞在することをお勧めします。
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橋や運河、たくさんの水が流れるヴェニスのような静かな雰囲気のこの素敵な町は、それだけでも訪れる価値がありますが、このプロヴァンスの町には他にも見どころがたくさんあります。川沿いを歩いて巨大な水車を眺めたり、18世紀の邸宅で現代アート作品を鑑賞できるカンプレドン美術館を訪れのもおすすめです。
リル・シュル・ラ・ソルグのYoutube動画
基本情報
名前 | リル・シュル・ラ・ソルグ / L’Isle-sur-la-Sorgue |
開催日 | 木、日 |
時間 | 8 a.m. – 6 p.m. |
入場料 | 無料 |
取り扱い商品 | 古着、家具、アクセサリー、ジュエリー、骨董品/工芸品 |
住所 | 84800 L’Isle-sur-la-Sorgue, France |
詳細 | 公式ホームページ |
地図
アヴィニョンにはリル・シュル・ソルグ行きの直通列車があり、わずか36分で到着します。